韓国ソウル、行政サービスにさらなるブロックチェーンシステム導入へ


まとめ
パクソウル市長は、ソウル市を世界最先端のスマートシティーにすることをイベントで発表した。 同氏が強調していたのは、「ブロックチェーン」についてだ。ソウル市は地元スタートアップ企業に対して多額の出資を行い、最新テクノロジーに期待を寄せている。

パク・ウォンスン ソウル市長が「世界最高のICTインフラをベースにAI・ブロックチェーンなどの革新技術が融合した新しいサービスを提供していきたい」と今後の計画を明らかにした。

パク市長は20日午前、ソウル小公洞ロッテホテル2階クリスタルポールルームで「Connecting Society」をテーマに開催された「韓国の未来フォーラム(KFF)2019およびブロックチェーンテックショー」に参加し祝辞を述べた。そこで「データの価値がこれまで以上に重要になっている」とし、「ソウル市は世界最高のICTインフラをベースに都市・行政データを収集し、AI・ブロックチェーンなどの革新技術と結合して、以前にはなかった新たなサービス提供をしていきたい」と述べた。

このため、2022年までに約5万個の都市データセンターをソウル全駅に設置し、市民の講堂データを収集していく計画を推進すると述べた。これを機に新たなデータを早出し、データ産業の発展を導く計画だ。

パク市長はソウル市を「今、世界が通目するブロックチェーン、ビッグデータ、AIなど未来の社会をリードする革新的な技術が活用されているスマートシティー」と定義付け、「ソウル市はすでにブロックチェーンベースの革新的な行政サービスを提供している」と紹介した。

ソウル市はブロックチェーン技術を活用したe投票システムの構築や、年間1万台が取引されている中古車売買のシステムの構築を行い、すでにサービスを開始している。

さらには、「ソウル市民登録証の統合認証システムにブロックチェーンの統合承認システムを実装し、各種行政サービスをより簡単に利用できる基盤を拡大していく予定」だと述べた。

最後に「ソウル市は、ブロックチェーンやビッグデータのような革新的技術をベースに都市行政の大変換をこなす”スマートシティ”に飛躍する」と締めくくった。

今年2月、ソウル市は2022年までにブロックチェーン企業含むスタートアップに対して1兆2000億ウォン(約1177億円)を投資すると発表しているのに加え、今回のフォーラムの祝辞でパク市長が以前よりブロックチェーンに信頼を示していることが伺える。

今回のフォーラムは21日までに「Connecting Society」をテーマに開催される。バイオテック、メディア、情報通信などのハイテク企業を発掘し育成するヨイナズマグループ会長や、「メーカー・シティ」の著者であり、メーカーシティブロジェクトの共同開発者であるピーター・ハーシーバグ氏など、国内外22名の世界的リーダーが集まる。フォーラムでは「持続」が強調される今後の社会について協議し、今後の進むべき方向を提示する予定である。

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