大手コーヒースターバックスの最新デジタルマーケティング


世界中で大人気のStarBacks、毎日多くの人が足を運ぶ大人気コーヒーチェーンだ。
同社は現在、ブロックチェーンをはじめとするAIやIoT技術を積極的に採用し、デジタルマーケティングを実施している。
今回は、この大手コーヒーチェーンのビジネス戦略にフォーカスしていく。

概要

Starbucksは日本マイクロソフトの技術を導入し、更なる近代的デジタルマーケティングを行なっている。
Starbucksが利用しているマイクロソフトの技術は、クラウドやAI(人工知能)、IoT(Internet of Things)、ブロックチェーンだ。
これらの技術を駆使して、顧客に好みの商品を提案したり、コーヒーメーカーやグラインダーといった機器を管理したり、コーヒー豆の栽培元を管理している。

バックグラウンド

Starbucksには、1週間に1億人以上の顧客が訪れるという。
これは日本国内だけの数字だ。
店舗は世界的にチェーン展開しており、StarBacks米国本社も世界中の店舗運営の状況や顧客嗜好、コーヒー豆や作業機器などのトレーサビリティを透明化させることで自社ブランドの向上と、衛生管理の安全性を消費者に届ける狙いがある。

ブロックチェーンの導入

導入目的

Starbucksの各店舗には、コーヒーメーカーやグラインダー、ブレンダーなど、1日約16時間稼働するさまざまな器具が十数台存在するという。
これらの器具に不具合があると、修理コストがかかるだけでなく、Starbucksが目標に掲げる「常に高品質な顧客体験を提供する」ことが実現できなくなる。
今までは、これらの作業を今までは人手ですべて対応していたが、デジタル化によってその原因や対象法をデータで記録することにより、改善策を瞬時に浮き彫りにさせるのだ。
こうすることで、人件費やそれに費やす人間側の労力を大幅に削減することが期待されるのだ。

導入内容

まず、商品力強化についてだ。
その顧客一人一人の嗜好に合わせた商品を、店舗の在庫や人気のセレクション、天候、時間帯、コミュニティーの好み、過去の注文履歴などを基に、AI技術を活用して提案している。
例えば乳製品を含まないドリンクを常時オーダーしている顧客に対しては、システムがこの顧客は乳製品以外が好きだと推測するという。
これらの情報は後にブロックチェーンですべて顧客データとして保存される。

また、コーヒー豆が農場から出荷されドリンクとして顧客に提供されるまでの追跡情報を提供している。
この情報には、コーヒーの製造元や栽培場所、Starbucksがコーヒー農家に対してどのようなサポートをしているのか、豆がローストされた時期と場所、試飲メモなどが含まれる。
こうした追跡情報は、マイクロソフトのAzure Blockchain Serviceによって提供されている。
コーヒーの移動経路や豆から袋詰めされるまでの課程は、変更不可能な共同の台帳に記録され、関係者全員がこの過程を随時確認することが可能となった。

導入結果または期待されること

StarBacksは上記のような最新技術を採用したことで業務効率化を実現している。
Starbucksが利用しているIoT対応器具では、コーヒーを抽出するたびに、使われた豆の種類やコーヒーの温度、水質など、十数以上のデータを収集する仕組みになっている。これによって店舗のスタッフは、器具のメンテナンスにかける時間を削減できるようになった。
また飲食業界を中心に食材の製造過程を透明化させる方向は今後も色濃くなっていくことが予想される。
同社の取組によって今後追随する業態は増えていくだろう。

Previous デジタル国家欧州エストニア、公的書類の電子化技術
Next ホンダ・GM、ブロックチェーンを活用した電力網で連携