旧金融勢力 VS 新金融・フィンテック勢力:対決の結果とは


旧金融勢力 VS 新金融・フィンテック勢力

旧金融勢力と新金融・フィンテック勢力との経営権争いが東京証券取引所第二部市場に上場しているパス株式会社を舞台に勃発している。

2018年7月に旧金融勢力の東京証券取引所第二部市場上場のOakキャピタル株式会社が新金融勢力の豪州Blockchain Global Group(BGL)に、パス株式を相対で売却したことから事は始まった。

売却後一度はパスはBGLグループ派遣の取締役に経営権を譲ったが、2019年11月頃から、BGL派遣取締役に圧力をかけ、同年末までにBGL派遣役員を追い出し、2020年1月から再度経営権を握ったという。

Oakとは

そもそもOakとは、1986年に「平田紡績」という名で設立された。

しかし、その後、平田紡績が首邑する天ヶ須賀地区の工場用地の不動産に対する投資を目的とし、地産グループ総帥が同社を買収した。

そして、これを皮切りにビジネスモデルを漁網製造から中小企業への新株予約権投資及び企業の再建・育成を目的とする投資事業に転換して行った。

現在会長兼CEOを務めるのは同総帥の次男である。

Oakの投資実績

Oakの投資実績は以下のようなものがある。

ガーラ:東証JASDAQ 4777

イー・キャッシュ(現パス):東証マザーズ 3840

大泉製作所:東証マザーズ 6618

ウインテスト:東証マザーズ 6721

アクロディア:東証マザーズ 3823

Oakは時価総額の小さな上場企業の再生支援を表面上では謳っている。しかし、実際は純投資と言いながら、裏で実質企業をコントロールし一時的にIRネタで株価を上げ、キャピタルゲインを取得する舵取り業者のようだ。

Oakのパス株式への投資

Oakのパス株式への投資も純投資と有価証券大量報告には記載しているが実際は大株主という立場を利用し、パスの社員を裏でコントロールしていたようだ。

反対する役員を退職に追い込み、少数株主の利益を無視し、自社に利益を優先する二重経営構造が常態化していたらしい。

企業買収、業務提携などの指示はOakが大株主になった後Oakの指示で行われいたという。

さらに、Oakは2014年3月よりパスの第三者割当を三回ほど行い約40億円の資金を投資している。しかしOakはパスに入金した資金の銀行口座の通帳とカードをOakが保管し、パスに自由に使わせなかったらしい。

Oak投資企業の上場実態

Oakはパスに行った同資金で、ネットワーカーグループのナチュラリープラスなどを同グループに持つUNIVA CAPITAL Groupの株式会社ジークスより株式会社マードゥレクス、株式会社ジヴァスタジオの株式を数回に分け取得し、100%子会社化した。

ジークスの代表取締役と現在のパスの代表取締役は同一人物である。

本来なら、東京証券取引所の上場審査を受け、3年以上かけて上場しないといけないところ、裏口上場をはたしてしまったらしい。

2019年2月27日にパスはジークスから、マードゥレクスとジヴァスタジオの残りの株式を追加購入し100%化した。買取資金6億円は高値で購入され、買取代金の一部1.5億円が、ジークスに資金を貸していたOakに資金が流れたという。

旧金融勢力 VS 新金融・フィンテック勢力の対決の今後

現在、旧金融勢力のOakとパスに対しBGLグループは第三者委員会の設置と、臨時株主総会開催請求をかけて、上場会社として正常経営に戻そうとしている

今後、新金融・フィンテック勢力がどのような新役員を送り込み、旧金融勢力と対抗し、業績低迷にあえぐパスを再生するか、注目したい。

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