まとめ日銀は金融部門での課題の1つであるスケーラビリティ問題に触れた「ブロックチェーン技術のスケーラビリティ問題への対応」と題した論文を発表した。同論文ではスケーラビリティ対策として「オフチェーン」や「サイドチェーン」の利用などについて触れている。
1月17日、日本銀行は「ブロックチェーン技術のスケーラビリティ問題への対応」と題した論文を公にした。
金融分野における1つ課題とされているスケーラビリティについて対応がこの論文にまとめられている。日銀が新しい対策を発表したという内容ではなく、スケーラビリティについて各方面の対応について確認できるものとなっている。
論文の中ではスケーラビリティの解決策として以下の3つが挙げられている。
- ブロックチェーンの外に一部取引を移管する「オフチェーン」
- 既存のブロックチェーンから新たに構築したブロックチェーンに資産を移管し取引を処理する「サイドチェーン」
- 検証対象取引と検証参加者(ノード)を複数のグループに分割し検証作業を分担する「シャーディング」
さらにこの論文では、上記で挙げた3つにおける詳しい説明も記載されている。
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