まとめスペインの大手金融機関カイシャバンクは、IBMのブロックチェーンを利用した金融プラットフォーム「We.trade」のサービス提供を開始した。同サービスはオープンソース化されており、ロジスティック会社400社が出荷するすべての商品を欧州圏内に渡り追跡できる。
スペインの大手金融機関カイシャバンクは、ブロックチェーンがベースとなる金融プラットフォーム「We.trade」のサービス提供の開始を公表した。カイシャバンクは、1,580万人の顧客を有している。
2017年にWe.tradeは公開され、IBMのブロックチェーン技術を活用した金融プラットフォームで、UBSやソシエテ・ジェネラル等の欧州の15の金融機関から成立するコンソーシアムが開発した。2018年10月に、カイシャバンクは同コンソーシアムに参入した。
We.tradeのオープンAPIアーキテクチャで、ロジスティック会社400社が発送する全商品を欧州圏内に渡り追跡することができる。
サプライヤー並びにバイヤーに対しての取引を1つのプラットフォーム上で順調に共有し、デフォルトリスクを避ける資金調達や勘定など、貿易関係の作業と関連付けたスマートコントラクトを作成する。これにより事業のグローバル化が期待される。
IBMはブログ上で、中小企業らの貿易金融へのアクセスが可能になり、新市場の開拓や新パートナーとの連携を促すことができると語った。
we.tradeに関する記事はこちら