12月9日、LINEの子会社であり、スマートフォン決済サービスを行うLINE Payは個人・法人の銀行口座に振込を可能にするサービスを始めることを公表した。
日常生活の数ある場面で使用可能の統合的なモバイル・アプリは「スーパーアプリ」と称されているが、LINEはアプリをスーパーアプリ化する目的で革命的な政策を開始した。
LINE Payによれば、同銀行振込サービスは「LINE Pay」アプリ、もしくは「LINE」アプリ内にある「ウォレット」タブの「送金」から「口座に振り込み」を選択して使用することが可能である。相手の口座番号を知っている場合は「口座番号」を、メールアドレスまたは電話番号を知っている場合は「SMS・Eメール」を選び、必須の情報を打ち込む。
上限は1日10万円で、手数料は税込で一律176円、24時間365日利用可能だ。
LINE上で銀行振込サービスを使用した際の送金側と受け取り側の画面。(引用:https://www.coindeskjapan.com/30653/)
日本国内ではキャッシュレス化が進行しているが、高額決済の場合は企業や店舗側が決済手数料を心配し、クレジットカードへの対応がされていない。そのため、未だに口座振込を指定する業者が多い。また、「LINE Pay」に生活費の一部を入れておくユーザーが増加していることにより、銀行口座振込サービスを「LINE」上で展開するべきだとLINE Payは決断した。
11月にLINEは、ヤフーを傘下に置くZホールディングス(HD)との経営統合に承諾し、「LINE」アプリのスーパーアプリ化戦略を推し進める方針を明白にした。今後、「LINE」・「LINE Pay」アプリにより使いやすい新サービスが追加されることが望まれている。
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