中国人民銀行:2つの都市でデジタル人民元の試験利用を予定


まとめ
中国人民銀行は深センと蘇州でデジタル人民元の試験利用を予定している。2019年末までにテストを開始し、2020年にはテスト範囲を拡大する予定だ。

12月9日、中国メディア財経によると、中国人民銀行がデジタル人民元を深セン(しんせん)と蘇州(そしゅう)での試験実施を予定しているということが報じられた。

パイロットプロジェクトは2019年末までに開始され、2020年にはテスト範囲を拡大する予定だ。

この試験実施は中国電信など3つの通信社と4つの主要銀行が共同し、中国人民銀行監督監修のもとで行われる。

深センでは各銀行がデジタル人民元を異なる方法で管理し、競争関係を構築することで、独自ビジネスモデルの検証を奨励しているという。特に交通や商業・医療分野・教育で試験を実施することとしている。

 

中国人民銀行の関連記事はこちらから

中国杭州市:中国人民銀行や世界銀行の支援で「世界デジタル金融センター」を設立

中国人民銀行:商業銀行へブロックチェーン技術の導入を要請

Previous ガートナー調査:IoT導入企業の75%はブロックチェーン技術を採用/予定
Next 中国建設銀行:ファクタリング事業向けにリファクタリングプラットフォームを公開