関西電力:パワーレッジャーと共同実証実験を開始


まとめ
関西電力は豪州のブロックチェーン電力企業パワーレッジャーとブロックチェーンを活用した新たな電力取引に関して共同実証実験を開始する。この実験は環境価値取引を模範的に行いその効果を検証するものだ。

12月9日、関西電力は、豪州のブロックチェーン電力企業パワーレッジャーと共同で電力取引へのブロックチェーン活用で新たな実証実験を開始することについて発表した。関西電力とパワーレッジャーは、太陽光発電によって生じた余剰電力をP2Pで取引する実証実験を実施済みで、今回の実証実験はこれを発展させたものとなる。

新たな実証実験は、太陽光発電で生じた環境価値取引をブロックチェーンで行うものになっている。環境価値取引とは、太陽光や風力などの自然エネルギーにより発電された電気のCO2排出量を価値化して、取引するものだ。

2019年12月9日から2020年3月31日まで行われるこの実証実験では、環境価値の直接取引を模擬的に行い、その効果を検証する。

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