Hyperledger:医療データ共有アプリ、DocuSealの詳細を公開


まとめ
Hyperledgerは医療データ共有アプリ、DocuSealの詳細を公開した。ブロックチェーンを活用したDocuSealは他者とドキュメントを共有することによりデータ改ざんやを防ぐ狙いがある。

12月2日、Hyperledgerはブロックチェーン技術Hyperledger Fabricを活用した医療系プロジェクトの1つとして、開発中のiOS向けアプリ「DocuSeal」の詳細を公にした。同アプリはDropboxに類似したファイル共有システムであるが、複数の医療機関でのデータ共有に向け、タイムスタンプと厳格なセキュリティを兼ね備えたものになっている。

DocuSealは、ドキュメントをアップロードし他者と共有する機能が存在している。アップロードしたファイルのハッシュ値がブロックチェーンに記録されることで、第三者による閲覧時に真正性の検証が行われる仕組みとなっている。用途としては、医療機関をまたいだ臨床試験データなどの共有が予想されている。

個人情報が多く組み込まれている臨床試験など医療データをインターネットを用いて共有するとなると、プライバシーや改ざんの対策を厳密に行う必要がある。DocuSealがブロックチェーン技術を活用する狙いはそこにある。Hyperledger Fabricを活用してデータの公開範囲を限定することにより、同アプリはHIPAA・GDPR・Cal Privacyといた各種のデータ保護規則をクリアしているという。さらに、ブロックチェーン特有の耐改ざん性で共有データの真正性を保証することもできる。

 

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