TBS・丸井・三菱ら9社協力:みんな電力、卒FITの供給先の指名サービスを始める


まとめ
みんな電力は個人が自宅で発電した電気を、指定の企業や団体に供給できるマッチングサービスを発表した。先着500契約まで再エネ電力の買取金額を優遇措置を取り、供給先からクーポン等の返礼品受けとりも可能とする。

11月1日より、みんな電力は「顔の見えるPtoP卒FITプラン」と称する、自宅で個人が発電した卒FIT電気を好きな企業や団体に供給するマッチングサービスの提供を開始した。同社のブロックチェーンを用いた独自の電力流通プラットフォームである「ENECTION2.0」を使用し、加盟企業の中から家庭用太陽光の余剰電力の供給先を選択できるサービスである。「顔の見えるPtoP卒FITプラン」には、電力の供給先としてTBSテレビTBSラジオ丸井グループ三菱自動車工業パタゴニア日本支社横浜YMCA福祉楽団大地を守る会ステップアップ塾の9社が参加している。みんな電力が購入し、京セラも協力する。買取価格の設定は大手電力と同額になるが、先着500件までの登録者は、1年間限定でkWhのあたりの値段に5円上乗せする。

国による家庭用太陽光の固定価格買取制度(FIT制度)は、初期に始めた家庭は適用が終了しており、2023年度までに、約670万kWの卒FIT電気が165万件から生じる見込みである。この値は、設備容量に換算すると原子力発電所6基分に該当する。

新サービスでは、みんな電力が卒FIT電気を購入し、電力生産者自身が供給先を選択できる仕組みである。また、再エネ活用に積極的なRE100加盟企業を指名して、電力供給も可能になる。「電力生産者である個人」が環境に考慮した企業活動の支援を行うと共に、売却額に比例して企業から返礼品としてクーポン券などを受け取ることもできる。

ENECTION2.0は、「顔の見えるPtoP卒FITプラン」のベースになる技術であり、ブロックチェーンを使用した再エネ電力のマッチングサービスである。これは低コスト、及び高精度な電力トレーサビリティを現実化するものである。電力マッチングを30分単位で行い、「どの電源からどのくらい電気を購入したのか」の証明も可能である。

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