ブロックチェーン開発企業がマリファナデータ企業と提携し、消費者調査プロジェクト推進
ブロックチェーン基盤のデータマーケットプレイス「メジャー・プロトコル」は、マリファナ(大麻)関連の市場調査報酬アプリ「ブロッコリー」と、マリファナ消費者を対象とした研究コミュニティを共同で設立する。
12日に発表したプレスリリースによると、新しいコミュニティを使い、消費者調査やデータ収集を行い、マリファナ業界に特化したレポートを作成する。マリファナにまつわる当事者データを集めることで、マリファナに関するメリットを解き明かすのが狙いという。調査レポートなどは一般にも公開していく予定となっている。
ブロッコリー側は、ブロックチェーン技術により企業がマリファナに関する信頼できるデータを収集できるようになると述べている。さらにマリファナをメインストリームに押し上げたいとしている。
マリファナ業界:ブロックチェーン実装
米国の一部やカナダなどでマリファナが合法化されたことを受け、マリファナ業界ではビジネスにブロックチェーンを活用しようという動きが活発となってきている。
今年9月、ブロックチェーン企業エターニティは、ウルグアイのマリファナ生産者向けにブロックチェーン基盤のサプライチェーンを導入する計画を発表している。2013年から、ウルグアイではマリファナの生産と販売が合法化されている。
またブロックチェーン企業トゥルトレースは、カナダでのマリファナサプライチェーン追跡を行うため、会計大手デロイトと提携した。
豪州の上場企業セキュリティ・マターズは、ブロックチェーン基盤のマリファナ管理システムの特許を米国で申請済みだ。これは化学物質を使って「マーキング」することで、種から栽培、流通までのプロセスを追跡できるというものだ。