中国がブロックチェーンを本格的に導入 / 2019年テンセントブロックチェーン白書


まとめ
中国最大のメッセージアプリWeChat(微信)を運営するテンセント(騰訊)グループは「2019年テンセントブロックチェーン白書」を公表した。中国国内のブロックチェーンに対する関心度はうなぎ上りで特許数も激増、本格的な ブロックチェーン時代が到来することを明言している。

 

10月19日に、テンセント(騰訊)グループが中国ブロックチェーン業界の現状と展望を分析する「2019年テンセントブロックチェーン白書」を発表した。

同グループは中国最大のメッセージアプリWeChat(微信)を運営している。

 

リブラ発表によってブロックチェーン業界が拡大

白書は、2016年12月に政府が発行した文書の中で、ブロックチェーンという用語が登場してから国や地方がブロックチェーンの関連研究や活用に取り組むようになったと指摘している。

特にFacebookによる暗号資産プロジェクトLibra(リブラ)の発表により、ブロックチェーンへの関心が高まっている。

業務内容にブロックチェーンを含む企業は2015年までは1,000社に未満だったものの、2016年からブロックチェーン技術の急速な進展・概念の普及・暗号資産市場の盛り上がりにより、人材が大量に流入した。2016年と2017年はブロックチェーンに関連した業務を行う企業数が250%増加した。

投資も増加し、ここ数年はアーリーステージだけでなく、レイターステージの投資も増えている。

 

特許競争も激化

研究成果の保護や競争力・ブランド力向上のため、スタートアップ、IT大手を問わない特許競争が激化している。

2015年に中国で31件だったブロックチェーン関連の特許申請件数は3年で80倍に増えた。

ブロックチェーンの特許申請数で中国企業が世界全体に占める比率も、33.33%から82.1%に上昇した。

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