ソフトバンクをはじめとする世界の大手通信キャリアで構成された「CBSGコンソーシアム」は、ブロックチェーンを活用した決済システムの商用ユースケースを2020年初頭に立ち上げる予定だ。
同コンソーシアムは、ブロックチェーンを活用したモバイルウォレットを開発し、通信キャリア間のクロス決済システムの構築を目指している。既にソフトバンクは台湾の遠傳電信とともに今年1月に台湾や日本でこの技術のフィールドテストを実施した。
またCBSGコンソーシアムの中心メンバーの1つである、TBCASoftがインドネシアのバリで開催されたワークショップについて公表した。同社の創業者兼CEOのリン・ウー氏は、今回のワークショップを踏まえ「このユースケースが2020年に利用可能になるのを楽しみにしている」と述べた。
また台湾のファーイーストンのシャーマン・リーCFOは、今年1月に行った試験を踏まえ、「2020年初頭に強力な商用ユースケースの立ち上げを構築・検証するために協力していく」と語っている。
ソフトバンクの野崎大地執行役員は、CBSGの取り組みが他社と差別化する絶好の機会をもたらすと以下のように強調した。
「私たちのコンソーシアムのメンバーは、クロスキャリア・クロスボーダー機能を持つモバイルウォレットサービスによって、自社のソリューションを差別する機会を持つだろう」
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