エバーレジャー:テンセントや楽天から資金調達を実施


まとめ
ブロックチェーン技術のサプライチェーン構築を目指す英国のエバーレジャーが、中国のネット大手テンセントや楽天から2,000万ドル(約21億円)の資金調達を行なった。テンセントが資金調達を主導し、同社が手がけるチャットアプリ「ウィーチャット」を使ってブロックチェーン基盤のダイヤモンド追跡プログラムを立ち上げる予定としている。

ブロックチェーン基盤のサプライチェーン構築を目指す英国のエバーレジャーが、中国のネット大手テンセント楽天から2,000万ドルの資金調達を実施した。

今回の資金調達ラウンドをリードしたのはテンセントだ。エバーレジャーの取締役会に入ることも明らかとなっている。この他、フィデリティ楽天、ブルームバーグのベンチャーファンドであるブルームバーグ・ベータグラフィーン・ベンチャーズヴィッカーズ・ベンチャー・パートナーズなどが出資を完了している。

2015年設立のエバーレジャーは、ブロックチェーンを使ったサプライチェーンの管理や追跡を行なっている。2018年5月、ブロックチェーン技術使用のダイヤモンド追跡におけるパイオニアとして注目もされた。

エバーレジャーの商品は、ハイパーレジャーファブリックが基盤となっている。

今回の資金調達で、エバーレジャーは「世界のサプライチェーンの持続性、透明性、追跡可能性の改善を続ける」と述べている。さらに、テンセントが手がけるチャットアプリ「ウィーチャット」を使ってブロックチェーン基盤のダイヤモンド追跡プログラムを立ち上げるという。「利用者に対し、さらなる透明性とセキュリティの下で宝石を買うことを勧める」ことが今回の目的だ。

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