経産省支援:ファン参加型の翻訳事業で英語版アニメニュースをテスト配信


まとめ
Tokyo Otaku Modeは、実証実験中のブロックチェーンを活用した翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」パイロット版をローンチした。「Tokyo Honyaku Quest」は、ファンが翻訳家となり記事の翻訳ができるプラットフォーム。翻訳記事は正式版として、翻訳者のIDや翻訳・校正の履歴と共にブロックチェーン上に記録されていく仕組みだ。

8月29日、日本のポップカルチャーを世界に発信するTokyo Otaku Modeは、イードbitFlyer Blockchainオタクコイン協会の4社共同で実証実験中のブロックチェーンを活用した翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」パイロット版をローンチした。パイロット版にて翻訳・校正された日本語で掲載されているアニメニュース「アニメ!アニメ!」の記事は、ローンチと同時に公開された英語版「Anime Anime Global」にて配信を開始した。

Tokyo Honyaku Quest」は、ファンが翻訳家となり記事の翻訳ができるプラットフォームだ。パイロット版では、1,200名を超える応募者の中から選抜された翻訳者が、イードが運営するアニメニュースサイト「アニメ!アニメ!」のニュース記事の翻訳や校正を行う。そしてそれらを翻訳記事を英語版「Anime Anime Global」にて配信する。翻訳記事は正式版として、翻訳者のIDや校正・翻訳の履歴と共にブロックチェーン上に記録されていく仕組みだ。

実証実験については、パイロット版でも引き続き検証を行っていく方針だ。まず、翻訳者への報酬はファンコミュニティ内で消費される独自トークン「HON」を報酬とするが、翻訳の質やスピードを担保できるかどうか、ブロックチェーンの活用がファンのコミュニティ強化・拡大に寄与するのかという2つの疑問がある。さらに「Tokyo Honyaku Quest」の取り組みが著作者やコンテンツオーナーへの適切な収益還元に繋げられるかどうかについても検証するとした。

同実証実験は、経済産業省が推し進めるコンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J-LOD)における「ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通に関するシステムの開発・実証支援」の対象に選ばれている。実証実験は、実験の効果を測定し、年内を目途に報告書をまとめ提出する予定となっている。

翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」は、bitFlyer Blockchainが提供するプライベートブロックチェーン「miyabi」を基盤に、Tokyo Otaku Modeがアプリケーションの設計・開発を行っている。

パイロット版サイトを用いた実証実験の概要

期間:2019年8月29日から11月末
1日あたりの翻訳依頼数(記事数):20から40件
1翻訳あたりの文字数(日本語):400から600文字
選抜された参加翻訳者:20名

※期間中に順次増やしていく予定
Anime Anime Globalへの掲載:翻訳採用後即時

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