AML要件強化に加え、初めてブロックチェーン企業に「銀行・証券免許」付与 / スイス金融市場監督局


まとめ
スイス金融市場監督局(FINMA)は、ブロックチェーン企業向けのAML要件に関するガイダンスを公表した。FINMAは、ブロックチェーントランザクションを含む全ての決済が要件に従うことを求めている。当局はスイスの金融システム全体を監督しているため、管轄外からの取引は全て認めないという結論を出した。

 

今週スイス金融市場監督局(FINMA)がブロックチェーン企業向けのアンチマネーロンダリング(AML)要件に関するガイダンスを発表し、新しく2社のブロックチェーン企業にブローカー・ディーラーのライセンスを付与した。

FINMAはAMLを「技術中立」としており、ブロックチェーントランザクションを含む全ての決済が要件に従うことを求めている。

要旨には、「FINMAの監督下にある機関は、すでに身元確認されている顧客に属する外部ウォレットにのみ、暗号資産やその他トークンを送ることが認められており、そのような顧客からのみ暗号資産やトークンを受け取ることが認められている」と記されている。

FINMAは銀行や証券会社、またフェイスブック(Facebook)の暗号資産プロジェクト「リブラ(Libra)」に至るまで、スイスにおける金融システムを監督している。

また、「FINMAの監督下にある機関が、他の機関の顧客からトークンを受け取ったり、そのような顧客にトークンを送付することは認められない」と記したことに加え、FINMAは規制されていないウォレットからのトークンの受け渡しも認めておらず、トランザクション参加者全てのAML情報を必要としている。

さらに、FINMAはSEBAクリプトAGシグナムAGのブロックチェーン企業2社に、「銀行・証券免許」を発行した。スイスでブロックチェーンに特化した企業がブローカー・ディーラーとして登録されるのは今回が初めてのことで、2社には新しいAML規則に従うことが求められる。

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