BIAB(ブロックチェーンインボックス)を立ち上げ、サービス展開目指す / デロイト


まとめ
デロイトは、「ブロックチェーンインボックス(Blockchain in a box)」通称、BIABと呼ばれるプラットフォームを立ち上げた。様々なビジネスシーンで活用されるモデルケースを想定し作成された。実際に、実証実験も行われており、今後は各スタートアップ企業や大手企業とも連携しサービス展開を目指していく。

 

デロイトは、ブロックチェーンのデモと実験を提供する、自己完結型のテクノロジープラットフォームを立ち上げた。

「ブロックチェーンインボックス」またはBIABと呼ばれるプラットフォームには、外部サービスとの統合を可能にするネットワークコンポーネントに加え、4つのスモールフォームファクター内部パラメータと3つのビデオディスプレイによってブロックチェーンベースのソリューションをホストする機能がある。

これらの各計算ノードはSecure Digital(SD)メディアカードを受け入れ、クライアントの要件に従ってカスタマイズされたデモソリューションの迅速な選択と交換を可能にする。

デロイトコンサルティングおよび米国ブロックチェーンリーダーであるLinda Pawczuk氏は、「デロイトは、ブロックチェーン機能におけるクライアントの関心に基づきこのソリューションを構築した。ブロックチェーンについて誤解されがちなのが、技術ソリューションであることだが、実際には、技術コンポーネントである。当社のデモは、実用的・戦術的であり、具体的だ。」と述べている。

BIABソリューションは、コンセンサス2019イベントを含む複数の会議で、より広範なブロックチェーンと新興テクノロジーコミュニティとともに、デロイトの複数のクライアントに実証された。

また、デロイトはIDEO CoLabによって、新ブロックチェーンアクセラレータであるStartup Studioの立ち上げのために選ばれた20のブルーチップおよび暗号会社のリストに選出された。

IDEO CoLab VenturesのMDであるIan Lee氏によると、すべてのパートナーがプログラムをホストし、ブロックチェーンテクノロジーの開発、採用、および影響を促進するために必要なツールと資金を、進取の行き届いたブロックチェーン起業家や企業に提供する。

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