リクルート、「Blockstack社」へ出資:ブロックチェーン技術による分散コンピューティングネットワークに期待


まとめ
リクルートは、ブロックチェーン技術を利用した分散コンピューティングネットワークを提供するBlockstackへ出資したことが明らかとなった。リクルートグループは、今後出資先の技術力を駆使してデータ漏洩やプライバシー保護に関する優れた仕組み強化に注力する方針を示している。

株式会社リクルートホールディングスの中間持ち株会社である株式会社リクルートは、投資子会社であるRSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.を通じて、ブロックチェーン技術を利用した分散コンピューティングネットワークを提供するBlockstack networkへの出資を行った。

背景

従来型のクライアントサーバーシステムや、さまざまなITリソースをオンデマンドで利用できるクラウドコンピューティングでは、使用データはサーバーに保存される仕組みとなっている。しかし、この仕組みを用いるとデータが漏洩する可能性が大きい。したがって、使用データをユーザー自身で管理できる、セキュアな仕組みの整備の需要が高まってきている。

Blockstack networkへ出資

Blockstackは、従来のクラウドコンピューティングやクライアントサーバーシステムに代わる、ユーザーデータを保護するセキュアなアプリケーションの開発環境を提供している。

具体的には、個人情報など機密性の高い情報を安全に保管できるユーザー専用のストレージや汎用認証システムを提供することで、ユーザーは自身のデータを直接所有し、管理することが可能になる。Blockstackは、従来のパスワードベースの認証よりも機密保護性能に優れた公開鍵暗号を用いた認証方式を採用している。また、認証に使われるデータはユーザー本人が管理する仕組みとなっているため、データ漏洩やプライバシー保護に関する優れた仕組みが整備されている。

  • 代表者: Muneeb Ali
  • 所在地: 101 W. 23rd St., Ste 224, New York, NY 10011
  • 設立: 2013年6月
  • 主な事業内容: 分散コンピューティングプラットフォームBlockstackの開発・運営

リクルートは今回の出資を通じて、同プラットフォームの利用の拡大をサポートしていく方針を固めている。Blockstackは、今回の資金調達により、営業活動やプラットフォーム開発を拡充していく予定としている。

 RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.について

RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.は、リクルートグループのブロックチェーン技術における新テクノロジー・新ビジネスモデルの発掘及び事業機会を獲得し、同技術の発展と普及への貢献を目指す企業である。

  • 商号: RSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.
  • 代表者: 村井宏行
  •  所在地: シンガポール
  • 設立: 2018年11月
  • 主な事業内容: 投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業

リクルートグループについて

1960年の創業以来、リクルートグループは、進学・就職・結婚・住宅・美容・旅行・飲食・自動車などの領域において、一人ひとりのライフスタイルに応じたより最適な選択肢を提供してきた。現在、メディア&ソリューション、人材派遣、HRテクノロジーの3事業を軸に、45,000人以上の従業員とともに、60を超える国・地域で事業を展開している。2018年度の売上収益は23,107億円、海外売上比率は46%越えの企業である。リクルートグループは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現に向けて、より多くの『まだ、ここにない、出会い。』というキャッチフレーズを掲げている。

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