ロシア、S7航空:ブロックチェーン通じた航空券販売額が1か月で100万ドル突破


まとめ
ロシアのS7航空は、ブロックチェーンを活用した代理店への航空券販売システムを通じた決済額が、7月単月で約1億1000万円を突破。 このプライベート・ブロックチェーンはEthereum(イーサリアム)をベースにしており、チケットの予約と支払いが同時に実行されるスマートコントラクトの機能を有しており、最短最速取引を可能にしている。

7月31日、ロシアのS7航空はブロックチェーンを活用した代理店への航空券販売システムを通じた決済額が、7月の1か月間で100万ドル(約1億1,000万円)を突破したことを明らかにした。

さらに2017年7月、S7 Airlines(S7航空)は、Alfa-Bank(アルファ銀行)と協力し世界で初めてブロックチェーンを介して銀行システムに接続できる航空券販売プラットフォームを新たに開発し、実用化を目指す運びとなった。このプライベート・ブロックチェーンはEthereum(イーサリアム)をベースにしており、チケットの予約と支払いが同時実行を可能にした。

プラットフォーム導入で、航空会社とエージェントは処理の安全性と支払いの処理速度向上を両立させ、事務処理量を削減に成功した。また、S7航空のテックラボ・エグゼクティブ・ディレクターであるニコライ・ムカノフ氏は、「取引は毎月増えており、今年1月以降、支払い件数は10倍になった」とコメントしている。

アルファ銀行、トランザクション・ビジネス・ディレクターのパベル・ライアザノフ氏は「ブロックチェーン技術が価値を生み出し、S7航空とのプロジェクトの成果は、B2B市場にとって非常に重要であることを示した。エージェントは取引コストを削減しつつ、24時間365日いつでも決済を行うことができる」と語った。

アルファ銀行とS7航空はブロックチェーンを活用した業務効率化に取り組んでいる。2018年8月、S7航空はブロックチェーン技術に基づくスマートコントラクトを使い、航空機に燃料を補給した。

このシステムは、燃料補給と代金支払いが同時に行われることによって、航空会社は代金の前払いや銀行保証をする必要がなくなる。S7航空によると、代金の引き落としと燃料供給者、航空会社間の書類のやり取りのプロセスを60秒で終えることを可能にしたと発表している。

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