NBA、大手ブロックチェーンゲーム企業と提携:新規ゲーム開発を発表


まとめ
 米プロバスケットボール協会(NBA)とプロバスケットボール選手協会(NPBA)はブロックチェーンゲーム企業のDapper Labsと提携して、「NBA Top Shot」と呼ばれるゲーム開発を発表した。同ゲームは、今秋にローンチを予定している。

7月31日、米プロバスケットボール協会(NBA)とプロバスケットボール選手協会(NPBA)はブロックチェーンゲーム企業のDapper Labsと提携して「NBA Top Shot」と呼ばれるゲームを開発すると発表した。それはオンラインでの所有を証明、取り引きが可能な、デジタル収集物やゲームにおけるプラットフォームである。

ゲーム内に実際に出てくる選手は。今現在活躍している著名なNBA選手たち。ユーザーはこのゲームで、「モーメント」と呼ばれる選手の華麗なプレーの瞬間を獲得し、自身のチームを作成していく。モーメントはデジタル収集物としてオンラインで所有・売買できるだけでなく、他のプレーヤーと対戦することに使われる。同ゲームは、今秋にローンチを予定している。

Dapper Labsは、暗号資産のイーサリアム(Ethereum)を用いて、数々のブロックチェーンゲームを展開してきた。同社の最高経営責任者であるRoham Gharegozlou氏は、発表文の中で「NBAトップショットを通じて、バスケットボールのファンは、有名なプレーヤーやチーム、そしてファン同士と交流できる。我々は最新のブロックチェーン技術を用い、持ち運びできて永続的なことはもちろん、限定版かつ本物だと保証された資産や体験を作り出していく」と述べた。

また、Dapper Labsの広報担当者は、同ゲームの基盤にはファン体験を最大化する最善のプラットフォームを選ぶとしながらも、「現在のところ、イーサリアムはそれに適しているようだ」と述べた。今秋に予定される同システムのローンチを経て、ゲームは早ければ2020年初めに一般公開される。

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