ネット不動産仲介会社イタンジ、オンライン上の賃貸契約実現に向けたサービス開始


まとめ
イタンジは、賃貸管理業務の総合プラットフォーム「Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)シリーズ」の新サービスとして、ブロックチェーン技術を採用し、賃貸借契約がオンライン上でできる「電子契約くん」を提供開始すると発表した。 イタンジは同サービスの普及を通じて、昨今深刻化するおとり物件をゼロにすることを目指していくという。

7月24日、ネット不動産仲介会社のイタンジ株式会社はブロックチェーンを活用した電子契約サービス「電子契約くん」の提供を開始することを発表した。

同サービスは賃貸管理業務の総合プラットフォーム「Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)シリーズ」の新しいサービスとして、オンライン上の賃貸借契約を行う。システムはブロックチェーン上で契約をプログラム化する仕組みを基盤としているため、安全性の高い契約手続きを可能にするという。

同サービスではインターネットを経由したテレビ会議と電子サインサービスを利用した電子契約システムを導入。国土交通省が10月1日から開始する「賃貸契約における重要事項説明書等の電磁的方法による交付」の社会実験および将来の規制制度改革を見据え、賃貸借契約における電子化を図る。

また、従来の不動産の賃貸借契約において、書面による同意が義務付けられていた重要事項説明書と賃貸借契約書は、PDF形式で各管理会社が利用する書面をアップロード可能。宅建士による「対面」での契約に関する重要事項説明、及びそれらの書面での同意という手間の削減につながるだろう。

さらに、入居後も同サービス上での契約更新が可能。そのため、ユーザーの利便性の向上、管理会社の業務効率化、中古物件の流通促進を長期スパンで進められるという。

今回先行して開始するサービス内容は、書面による交付の必要のない駐車場契約や火災保険契約など。また、10月1日の社会実験では、重要事項説明書と賃貸借契約書の電子交付を開始できるように準備中だ。

昨今、既に入居済みの物件がインターネットに掲載されたまま放置される「おとり物件」が問題視されているが、同社はサービスの普及を通じて、これらをゼロにする狙いだ。

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