関連業界にとどまらないイーサリアム2.0の可能性


まとめ
ブロックチェーン技術をビジネスに落とし込む場合、ブロックチェーンがもたらす様々な事象を想定しておかなけばならない。当然、パブリックチェーンにも、プライベートチェーンにもそれぞれ特徴を有する。イーサリアム2.0のようなメインネットを使用すれば、チェーン作成、結合、再結合がしやすく、企業の簡素モデルとして相応しいとされる意見も多い。

イーサリアムのパブリックメインネットの立ち上げから5年が経過した今もなお、企業のデジタル化における資金供給は増え続け、画期的な新しいシステムインテグレーションが進行中である。しかし、ブロックチェーン技術を企業とって扱いやすいものにしようとする努力は、業界を”パブリック派”と”プライベート派”という2つのグループに分断した。

現在の企業向けのブロックチェーンには、”サプライチェーンにおける情報の透明性とプライバシーの確保という2つの観点からの両立”という大きな課題が立ちはだかっている。これは広告、金融、製造業とあらゆる業界でも起こりうる問題だ。

全員が信頼して自社のデータの保管、ワークフローの管理、情報のコンパートメント化を任せる第3者がいればこのような課題に対処できるが、手数料として企業に法外な金額を請求するような力をその第3者に与えてしまうという懸念がある。

また、すべての情報をブロックチェーン上に記録してしまうこともできるが、そうすれば全員がすべてのデータを見るか、少なくとも異なる企業間の業務上の合意を体現するコードを全員が実行することになる。そうなると、たとえ情報自体が暗号化されていたとしても、機密の戦略や方策、関係が他のネットワーク参加者に公開され、悪用できるようになってしまう。

これらの課題を解決するためには2つの方法がある。1つは、各関係者が独自のプライベートシステムの管理を可能にすること。そして、独自の保護された機能を実行しつつ、素早く問題を追跡し、全員が規則に従えるようにそれらのシステムを統合することだ。

イーサリアム2.0のようなメインネットでは、プライベートなデータや機密のビジネスロジックを協働者にすら公開することなくシステムを支えるグローバルな統合ハブとなる。これはパブリック要素とプライベート要素を上手く兼ね備えているプラットフォームとして、企業の簡素モデルとして相応しいとされる意見も多い。

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