など大手暗号資産関連企業20社。これらの企業はアイディオ・コーラボが2月に立ち上げた分散型ウェブの新規事業を土台としている。
アイディオ・コーラボ・ベンチャーズのマネージングディレクターであるイアン・リー(Ian Lee)氏によると、「ブロックチェーンの発展は、何十億、もしくは何兆ドルものチャンスに繋がっている。今回の立ち上げによる新たなイニシアチブにおいて、それぞれのパートナー企業はプログラムの主催者となる。ブロックチェーン領域に意欲的な起業家や企業が”ブロックチェーン技術の発展、普及、および影響力”をさらに促進していくために、我々は必要なツールや資金を提供する。」
また、同社はブロックチェーン業界だけではなく、新規スタートアップそのものも推進している。スタートアップ・スタジオのプログラムは、アイディオによるブランドデザインワークショップ、エレクトリック・キャピタル(Electric Capital)による組織スケーリング(規模拡大)ワークショップ、法律事務所のパーキンス・コイエ(Perkins Coie)による法律・規制ワークショップなどがある。
そのことについて、同氏は以下のように述べた。「スタートアップ・スタジオは、従来の支援者のモデルを、いくつかのプログラムやワークショップに分割する。一例として、アイディオとパートナー企業が提供する1日ワークショップでは、製品検証、ブランドデザイン、雇用、ユーザーテスト、コンフリクト・マネジメントなどの非常に特化したニーズに焦点を当てている。そうすることで、起業家やスタートアップは必要な時に必要な手助けを素早く手に入れ、結果的にパートナー企業自身ののチームとプロトコルの構築につながる。」
また、これらの今後の展開について同氏は「我々は初期段階にいる起業家をサポートするための持続可能な方法を発見できたと感じている。我々のアプローチおよび価値観により、優れた創業者たちは我々との関係を深めていき、お互いのインセンティブは一致していくだろう。」とサービスの拡大に向けて前向きな姿勢を示した。
同社が分散型ウェブ技術の支援に力を入れ始めたのは2015年のこと。支援者としての成功は、今回メサーリがスタートアップ・スタジオに参加したことからも見て取れる。同社は今後、毎年およそ12の新しいブロックチェーン・イニシアチブに投資していく構えだ。