マイクリの魅力とは:世界一のユーザー数誇るブロックチェーンベースのRPGゲーム


まとめ
ブロックチェーンを基盤としたロールプレイングゲームの「マイクリプトヒーローズ(マイクリ)」が、人気を集めている。同ゲームは、ブロックチェーンのアプリケーションの情報サイト「Dapps.com」によると、ユーザー数では世界一。このようなブロックチェーンを採用し、トークン化による現実世界とゲーム内の非現実世界を結ぶゲームは今後も多く誕生するだろう。

マイクリプトヒーローズ通称「マイクリ」は、暗号資産のイーサリアムとブロックチェーン技術を活用したロールプレイングゲームである。歴史上のヒーローや武器などのアイテムを集めてパーティを編成し、敵とバトルするというものだ。

このゲームは、ユーザーイベントや映画館でのパブリックビューイングが頻繁に行われており、世界中から注目と人気を集めている。ブロックチェーンアプリの情報サイト「Dapps.com」によると、7月4日現在のユーザー数は世界一。ゲームのキャラクターやアイテムなどのアセットには高い値段が付いており、三国志で知られる軍師の諸葛亮は、今現在16万円で取引されている。収集した希少なアイテムやヒーローを使ってバトルを楽しむ人もいれば、アイテムのレベルを上げてそれを売るなど、楽しみ方は人それぞれだ。

集めたヒーローやアイテムは、ブロックチェーンを使って管理される。登場するキャラクターや武器が暗号資産のイーサリアム(ETH)で取引されているが、ローンチから半年で12,000ETH、日本円に換算すると時価で約4億円を売り上げた。

今年の6月には、double jump.tokyo・最高経営責任者(CEO)の上野広伸氏が「MCH+」という新たな取り組みを発表。ブロックチェーンを用いたゲームの開発支援などを展開し、アセット中心のNFTエコシステムを広げていく方針だという。

マイクリを製作しているdouble jump.tokyoのエンジニア、満足亮氏は「希少なアイテムを所有するトッププレイヤーを含むエコシステムが形成されつつある」と述べた。また同氏は、同ゲームを始めたユーザーのうち7日を経てもその8割が利用を継続していると紹介し、「従来のゲームと比べると驚異的なDAU(1日あたりのアクティブユーザー数)だ」と強調した。

ブロックチェーンゲームの最大の特徴は、アセットをゲームの外に持ち出せることである。アイテムなどはゲームの中だけでなく、ゲームの外で流通可能。マイクリのアイテムやヒーローも同様に、「Opensea」などのデジタルアイテムの売買プラットフォームで流通している。メタップスアルファの「ブロックチェーンゲーム市場レポート(2019年5月)」によると、デジタルアセットの流通額は5月に約1億2,700万円相当に及んだ。

満足氏は「ゲームアセットをユーザー間で譲渡したり、デジタル資産の取引所で自由な取引ができるのは今までにない体験」と述べ、ブロックチェーンゲームのNFTアイテムは、ユーザーが保有できるデジタルなアセットだと説明した。ゲーム業界におけるブロックチェーンの導入事例は、現実と非現実世界を結ぶという新たな価値を生みしてくれるであろう。

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