ステイク株式会社は世界的なブロックチェーン財団、Web3 Foundationが進める「Web3 Foundation Grants Wave2」の一社に選出された。同社が開発するPlasmはモジュール(カスタマイズ規格)となっており、トランザクションにおける処理性能の高いブロックチェーンプラットフォームを形成することができるようになり、ブロックチェーンの社会実装を推進することで業界の発展に寄与するとしている。
Web3 FoundationはEthereumの共同創業者であるGavin Wood氏を中心に、現在のWeb2の先にある分散型のウェブ(Web3)の構築を目指すブロックチェーン財団である。その同財団が進める金銭・技術的な支援プログラム「Web3 Foundation Grants Wave2」で世界中から選ばれた22社の一角に、ブロックチェーン開発を主とするステイク株式会社が選出された。
同社はこれから、Web3のビジョンを実現させるべくプロトコルの研究開発を進めていく予定だ。同社が開発するplasmはモジュール(カスタマイズ規格)となっており、ブロックチェーンのフレームワークであるSubstrateにPlasmを追加することにより、開発者はトランザクションにおける処理性能の高いブロックチェーンプラットフォームの形成が可能となる。パブリックブロックチェーンの最大の課題であるスケーラビリティー問題を解決する手段として、同社のブロックチェーン技術を活用し社会実装を推進することで業界の発展の一介を担う。
ステイクの今後の方針について、代表取締役の渡辺は「世界的なブロックチェーン財団であるWeb3 Foundationと、より強固な協力関係を築き、分散型ウェブであるWeb3の実現にむけてプロダクトを開発とWeb3の啓蒙活動を進めていく。具体的には、ブロックチェーン最大の問題であるスケーラビリティの解決に向けて弊社のプロダクトであるPlasmの開発。そして周辺領域において、ブロックチェーンフレームワークであるSubstrateとRustのスマートコントラクト監査、Substrateを用いたtoB向け独自ブロックチェーン作成、Polkadotのステーキングなど事業を行う。将来的にはPolkadotのCosmosネットワークへの接続なども視野に入れている。これからエコシステムと協働してブロックチェーンの社会実装を一層進めていく予定だ。」とコメントしている。