三井物産の子会社グルーヴァース 、健康推進のための共通ポイントサービスに取り組む


まとめ
三井物産の子会社グルーヴァースは、ブロックチェーン技術を使った健康推進サービス「ウェルネス貯金(ウェルちょ)」プロジェクトをスタートさせた。既存のあらゆるポイントサービスとの差別化として同サービスは、ブロックチェーンを用いる。情報の透明化や共通通貨を発行することで消費者の健康意識をさらに増進させる期待が持たれている。

三井物産の子会社グルーヴァースは、ブロックチェーン技術を使った健康推進のための共通ポイント「ウェルネス貯金(ウェルちょ)」のサービス化に取り組んでいる。同社社長の福島大地氏は「健康通貨で“価値のサプライチェーン”を目指す」と述べた。

同社が運営する共通ポイントサービス「ウェルちょ」は、「健康推進」というテーマのもと、運用にブロックチェーン技術を活用されている。

ユーザーが「ウェルちょ」の主役として、世の中に付加価値を生み出す企業(ウェルネス応援隊)が同サービスに関わっている。仕組みは、健康にいい商品を購入してポイントを集め、健康推進に役立つ場所で使うというもの。ユーザーは、商品についたQRコードを読み取り、ポイント(エール)を貯めることによって、「ウェルネステーション」と呼ばれるリラクゼーション店や薬局などでポイントを利用することができる。

「ウェルちょ」では、消費者と食品メーカーをつなぎ、「健康価値」を流通させる“価値のサプライチェーン”をつくろうと構想があった。メーカーにおける商品開発やマーケティング担当者から「自分たちが商品に込めた思いや理念がしっかりと消費者に届いているのか、伝わっているのかわからない」「どんな消費者に届いているか知りたい」という声に応える意図もあったという。

既存のポイントサービスとブロックチェーンを使ったポイントサービスの違いの1つには、複数のステークホルダーが高い透明性を持って、改ざんできない形で情報を共有できるところにある。各社はネットワークに参加することで、許可された権限の範囲内で情報を照合・更新することができる。健康という価値付けによりつながった「価値のサプライチェーン」は、消費者と提供企業の間にコミュニケーションが発生するため、より健康価値の高いものを生み出すためにデータが活用されるという。

同社は、「健康通貨」をグローバルに展開することができた場合、健康寿命によってレートの差が生まれ、日本が「健康通貨」という強い為替を持てる可能性を表現している。実現可能性はさておき、ポイントサービスと異なる、ブロックチェーン技術に基づく「健康通貨」ならば、さまざまなインパクトを世の中にもたらすことができるという。

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