日本初、グロービス経営大学院がブロックチェーン使った修了証明書を発行へ


まとめ
今日のニュース’]グロービス経営大学院は7月から、ブロックチェーン技術による修了証明書を試験的に発行する。同技術を用いた修了証明は、文部科学省が認可し学位を授与する教育機関としては日本で初めてだという。 ブロックチェーンを活用すれば、偽造や改ざんを検証するコストも下がり、紙を準備する必要がなくなる。

グロービス経営大学院は7月から、文部科学省が認可し学位を授与する教育機関としては日本で初めて、日本語MBAプログラムの卒業生向けにブロックチェーン技術による修了証明書を試験的に発行する。

今回の取り組みは、ブロックチェーン証明書発行システムを展開するCredentia Blockchain Technologiesと、グロービス経営大学院2016期生の関根孝一氏が協働して実施する。

資格を紙でを利用し証明する際、偽造や改ざんを見抜いたり、紙を手配するコストが必要になる。しかし、ブロックチェーン技術を活用すれば、偽造や改ざんを検証するコストを下げ、紙を準備する必要もなくなる。

同大学院では、国外居住者でもオンラインでMBAを取得できるコースがある。グロービス広報室の田中隆丞氏は、CoinDesk Japanの取材に対して「出張や転勤などで国外にいる卒業生もいる。従来は紙の証明書を送る手間がかかったが、紙に加えデジタルで証明できる修了証明書を発行することで、卒業生の利便性向上につながる」と語った。

Previous サムスン、全面的にブロックチェーン機能をスマホに搭載へ
Next 金融機関のデジタル推進における5つのクラスタ